C言語で簡単なプログラムを作ります。

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第1回 変数1

第1回 変数1

 変数とはなんでしょうか?
例えば 10, 10.0, a, A の数値や文字をいれる箱のようなものだと考えて下さい。
その箱に対してどのように格納するのか箱のサイズとか種類を型と言います。
そして変数を使う時は必ず、予約をしなければいけません。

ところでなぜ変数がプログラミングで重要なのでしょうか?
たとえば、電卓で
1+1=?
というような計算をすると、当然2と電卓は答えます。
当たり前ですね。
1+○=?
というような計算はどうでしょう?
○って何?と考えるでしょうか?
別の表現でXとYを使った式などを算数の時間に学校で習ったでしょうか?
?は2だとすると、答えは
1+○=2
は1だ!と読者の皆様は答えるでしょうか?
ここで大事なのは足された○が1で、事前に式の答えが2だという過程や考え方です。
式の答えはいくつか分からないが、後でそれが2になったとすると、○は1になる。
それまでは式の答えが2になるまで、何かしら、記憶する為にメモを取りたい、
つまり、ここでは、○という記号として記憶場所を作りました。ですので、○の中は、
算数で出てくるXでもYもいいですし、NTでもwindowsでも、将来、何らかの数
値を一時的にいれる記憶場所がそこにはあるということを名前で定義し使用すると
いう考え方です。
少々、考え方が難しいかもしれませんが、卓上電卓では○に数値を代入し、答えの
2だけわかれば十分なのですが、より複雑な計算になると、○のような記号に数値が
入る箱、つまり、変数があるという考え方の方が、便利だと後で気がつくと思います。
変数がなぜ必要で重要なのかは、今後、更に説明していきましょう。
さて、話しを元に戻します。

C言語でもっとも簡単なプログラムとして、変数をどのように宣言し、使うのかを
ソースコードを記述すると


main()
{
   int a;
   a = 10;
}


のようなものを作ってみました。
まずは、このプログラムを説明しましょうか。
main()というのは C言語でプログラムをする為のスタート地点と考えて下さい。
また、これは main(メイン)関数とも呼ばれています。関数に関しては後で説明しま
す。ここでは、{ から }まで処理をするものと覚えておいてください。
そしてこの main()は、{ から }までを順に読み込んでいきます。変数を宣言する
時は、まず{ の最初に宣言して下さい。
例えば、3行目の

   int a;

はint と呼ばれる整数をいれる箱 a を準備しますよと宣言しています。
そして、;(セミコロン)で、宣言を終えています。
その後、その変数に数値や文字を上記の様に代入します。
4行目の

    a = 10;

は、a という箱に10という数字をいれますよ。
ということを表しています。同じく;でこの作業を終えています。
この;の位置も、確認しましょう。行ごとに;で終えているように見えますが、
次のようにも書く事が可能です。

    int a; a=10;

少し読みづらいかと思いますが、これもC言語の文法では許されます。
しかし、文法上、変数宣言の int と 変数aの間は、間隔を空けなければならないと
決められています。変数に数値を代入する際の変数a と 10 の間の記号 =(イコ
ール)に関しては空けなくてもいいので余計に混乱しそうですが、よく考えると
宣言の時、

   int a;


    inta;

にすると、どれが変数なのかわかりません。inta というワードはC言語の文法には
無いので、動かす前にエラーと呼ばれる報告がコンパイラからされます。ちなみに
int やC言語の文法できめられたワードを予約語と呼ばれていて、変数にすることは
できません。
例えば、

   int int;

として、コンパイルするとエラーに成ってしまいます。
また、エラーとコンパイル、変数宣言の方法は、後で説明しますので安心して、今回
は読み流してください。


 今回は変数は何かを説明しました。次回はこの続きを行ないます。編集者は次回の
部分で説明する変数に文字を代入することに散々悩まされてC言語を辞めようと思
いました。
とにかく最初は説明されると嫌になるので次回は実際に記述したものを実行出来る
ようにする予定です。


重要ワード
C言語 プログラム 変数 予約語 セミコロン int main関数 ソースコード
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